東京工科大学の“工科大ケータイ”開発に協力
−産学連携による開発成果発表−
学校法人片柳学園・東京工科大学(学長相磯秀夫)は、ネットツーコム社との連携により、Linuxが動作する携帯電話“工科大ケータイ”を開発した。当該装置は、携帯電話の外部形状を持ち、外部スロットにPHS等の公衆通信ユニットを挿入することによって通信機能を持たせることが可能なLinuxベースの小型端末である。オペレーティングシステム、およびアプリケーションがすべてオープンソースソフトウェアで、任意の変更を加えることが可能なオープンな携帯電話として利用できる。東京工科大学では、早くからオープンソースソフトウェアの教育、研究に携わっており、今回は、その一環として、ユビキタス社会における中核デバイスである携帯電話のソフトウェアを、オープンソースとして開発できるような環境を整え、オープンな環境でだれでもが種々の興味深い試みを行えるようにした。現状では、ソフトウェアは完成状態ではなく、多くの参加者を募って大学環境を利用しながら、社会が自ら必要なソフトウェアを構築することを実践してゆく仕組み。
このような、新たな形態によるソフトウェア開発は、ソフトウェアの人材教育にもきわめて有効である。単なるプログラミングスキルを教える教育形態から、ソースコードの解による原理理解を通じた実践的なコンピュータサイエンス教育や、新規機能の企画を社会に提案することを通じたコミュニケーション能力や企画力を培う教育にした。これらの能力は、今後のIT社会の発展のために不可欠なものである。楽しく興味を持てる対象を用意することを通じて、人材教育をより一層充実させた。
今回の端末開発は、ネットツーコム社との緊密な連携のもとに実施された。ネットツーコム社は、専用目的の携帯端末に深い経験を持つ専業メーカで、今回の“工科大ケータイ”ハードウェアも、同社の技術が発揮され、十分に信頼性の高い物となった。工科大ケータイに関する情報に関して
http://www.teu.ac.jp/t-lab/keitai/