大日本印刷おサイフケータイで入出金や振込みができるシステムを開発
−携帯電話でキャッシュカードやローンカードの機能を実現−
大日本印刷株式会社(本社:東京社長:北島義俊資本金:1,144億円、以下:DNP)は、FeliCa対応携帯電話(以下、おサイフケータイ(r))を利用した、キャッシュカードやローンカードの機能を実現するシステムを開発しました。今後、当システムをパッケージ化し、2008年7月よりASPとして販売します。
【背景と概要】
おサイフケータイ(r)の普及とともに、店舗での電子マネーや交通乗車券など、その機能を利用するシーンも多様化しています。そうした中、銀行やネットバンク等の金融機関においても、携帯電話の利便性を活かしたサービスの構築が求められています。
今回、DNPは、おサイフケータイ(r)をATMにかざすことで現金の入出金や振込み等ができる携帯電話向けアプリケーションおよび、口座情報のデータをおサイフケータイ(r)へ配信するシステムを開発しました。これは、DNPが提供しているネットワーク型ICカード発行プラットホームである「DNP CDMS(カードデータマネジメントサービス)」(*)を活用したものです。
このシステムは、フェリカネットワークス株式会社の「モバイルFeliCa金融サービス共通プラットホーム」を採用し、公開鍵デジタル署名技術やPIN(パスワード)による個人認証機能を有した、利便性とセキュリティ性の高いシステムです。
【サービスの主な機能】
金融機関は当システムを採用することで、利用者に以下のサービスを提供することができます。
・入出金/振込み機能
利用者は、1台のおサイフケータイ(r)に最大6つの金融カード機能(キャッシュカード、ローンカード)を登録でき、ATMにかざすことで、現金の入出金や振込みが可能となるため、キャッシュカードや振込みカードを持ち歩く必要がなくなります。また、事前に携帯電話で引き出す金額や振込先の情報を設定できるため、ATMでの入力操作時間が短縮され、ATMの稼働率向上(混雑の緩和)が期待できます。
・情報表示機能
モバイルサイトやモバイルバンキング機能との連携が可能になり、携帯電話に、利用履歴などの各種機能の情報や問い合わせ先、アプリケーションのバージョン等の情報を表示します。
・プロモーション/マーケティング機能
ATM側の機能と連携することで、ATMでおサイフケータイ(r)を使用した際に、住宅ローンなどの金融商品情報やキャンペーン情報など、利用者向けに配信したい情報を、携帯電話へ直接データ送信することができます。また、地域ポイントサービスの付与など各金融機関独自のサービスを組み込み、地域活性化等に活用できます。
・モバイル即時発行機能
既に口座を持っている方は、オンライン即時発行によって携帯アプリケーションおよび、口座情報のデータをダウンロードし、その場で当サービスを利用することが可能です(金融機関のシステムと連携が必要となります)。
【サービスの利用にあたって】
利用者は口座を開設後、銀行窓口またはWEBサイト上からサービスの利用を申し込み、設定用のIDとパスワードを取得してから携帯アプリケーションをダウンロードします。取得したIDとパスワードを入力し、口座情報のデータをダウンロードすれば、利用することができます。
【今後の展開】
今後DNPは、金融機関を対象として、各種機能をパッケージ化し、2010年までに10億円の売上を見込みます。
(*)DNP CDMS(カードマネジメントサービス)」について
DNPは、ICカード市場拡大に伴う多様なニーズに対応して、ICカードのデータ管理と、ネットワークを経由した発行処理等を行う『DNP CDMS(カードデータマネジメントサービス)』を展開しています。代表的なサービスとしては、クレジットカード会社などへICカード即時発行を行う『ダイレクトビューロ』や、携帯電話に決済機能などを追加する『モバイルビューロ』などがあります。
※「おサイフケータイ」は、株式会社ドコモの登録商標です。
※「FeliCa」は、ソニー株式会社が開発した非接触型ICカードの技術方式です。
※「FeliCa」は、ソニー株式会社の登録商標です。